あひるなんちゃら関村です。
あと1週間くらいで、本番です。
他の劇団とか演出家の方とかがどうなのかはわかりませんが(や、なんとなくはわかるけど)、あひるなんちゃらのやり方だと、この時期になると、私は演出家としてはあんまりやることがなくてですね、「あとよろしくー」とか「おまかせでー」とか「いいねー」とか言ってるだけなんですね。
だから「たくさんお客さんが来るといいなあ」っていうことばっかり考え始めて、最終的には同時期に公演をしている人気のありそうな他の劇団に呪いをかけたりすることになるんですけど(嘘です)、できれば呪ったりせずに本番を迎えたいわけですよ。
で、毎回思うんですけど、宣伝って本当に難しくて。少しでも宣伝になればと思ってブログを書いたりするんですが、あんまり効果があるようには思えない。いや、もしかしたらあるのかもしれないし、何も書かないよりはいいんだろうけど、あんまり手ごたえがないのです。
で、ついさっきのことなんですけど。あれ?真面目なことを書いたほうがいいんじゃねえの?、というところに思い至ったんですよ。
というのも、あひるなんちゃらは、気軽に見に来て愉快な気持ちになってもらえたらいいなあ、っていうような、どっちかっていうと、ふざけた芝居をやっているので、あんまり私が真面目なことを言うと、さめるんじゃないかなあ、って思って、真面目なことなんか発信しないようにしてたんですよ。でもですよ、ツイッターとかで、たくさんリツイートされてる演劇の人の文章って真面目なやつばっかりなんです。「え?なんで?お前のところコメディなのに?そんなクソ真面目に考えていいボケとか出るの?」とか「いかに自分作る演劇が演劇的に優れてるか、みたいなこと書いてるけど、お前の文章、なんか鼻につくな!」とか思うんですけど、そう思う私のほうがどうかしてたってことに気付きました!ようやく!やっと大人になれた気がする!
だって、真面目に作ってないと思ったら、見たくないもん。たぶんだけど、あひるなんちゃらなんか、まともにやってると誰も思ってないんですよ、値段もやけに安いし、金持ちが道楽でやってると思われてるんだきっと。めっちゃ貧乏なのに。セルフプロデュースの方向性が完全に間違ってたわ、10年以上。気付くの遅いよ、遅すぎる。
といったわけで、これから本番まで、気が向いた時に真面目なことを書いてみることにしました(今日だけで終わる可能性大)。そうすれば、見に来るか迷っている方々に安心感をあたえる素晴らしい宣伝になるはずです。これで今回はすげえたくさんお客様が来るぞ!やったね!
と、本題までが長くなってしまいましたけども、練習について書きます。なんでかというと、さっきツイッターで見たからです。私は「あひるなんちゃら」という語でパソコンの前にいる時は常に検索をかけていまして(だから、あひるなんちゃらのことどんどんつぶやいてくれると私が嬉しいのでよろしくお願いします)、それで「あひるなんちゃらでは、稽古、ではなく、練習、と言う」っていうことを言ってる人がいたのです。え?なんで知ってんの?と思ったんですけど、良く考えたら、俺が自らよく「今日も練習でした。」とかつぶやいてるからなんでしょう。で、わりと「稽古」というところが多いのに「練習」って言ってる理由がですね、実はちゃんとあるんですよ。まあ、上記の間違ったセルフプロデュースのために、稽古より練習のほうがライトな感じかするから言ってたって部分もあるんですが、それとは別に。
稽古、っていうと、なんかお師匠さんみたいな人がいて教えてくれる感じがするんですね。演劇の稽古、っていう言葉を聞くと、演出家とかが役者に、ここはこういう演技をすればいいんだよ、と教えてくれるイメージになっちゃうと思うんですよ。私は、役者たちが台本を読んで、こういう演技をしたらいいんじゃないか、とか考えてきて、集まって、それらのすりあわせをしたり調整をしたりして、演劇を作ったほうが面白いものができるのではないか、という三人寄れば文殊の知恵みたいな考えなので、じゃあ練習って呼んだほうがイメージに近いと思って、練習と呼んでいるのです。別に練習と呼ぶことに固執してるわけではないので私がどこかに客演する時は、みんなに合わせて私も稽古って普通に言いますけどね。あひるなんちゃらでは練習って言ってるのは、そういう意味なのです。ね、すごいまとも。いいのか、こんなブログで。大丈夫かな。
ま、とにかく、ちゃんと作ってるから、みんな見に来て!本当!お願い!
あと、今後真面目なこと書くかどうか、正直、わかんない!
以下、公演情報。