今日は根津(あひるなんちゃら劇団員)が客演している芝居を見に行ってきました。普通に真面目なシーンで根津が突然に織田裕二のモノマネをぶっこんできたので、なんて野郎だ!人様の劇団で何をやってるんだ!、と思ったのですが、後で確認したところ、モノマネをぶっこんだわけではなく普通にセリフを言ってるのにそっち(私)が勝手にそう感じただけだ、とのことでした。
実は、根津があひるなんちゃら以外の芝居に出てるのを見るのは久しぶりだったんですよ。スケジュール的に無理だったり、行こうと思った時にはチケットが売り切れていたり、ただ単純にめんどくさかったり、といった様々な事情により、もう何年も客演の根津を見てなかったのです。
なので、ずいぶん昔のことなんですけども、根津がとある真面目な芝居に出てた時にですね「ブリッジ」という言葉を発していまして、もちろん橋という意味の英語なんですが、絶対そんなことしないでいいのに「bridge」とかっこよく言ったことがあったんです。なんで発音良くしたんだよ!今ふざけただろ!真面目なシーンだぞ!おかしいだろ!って思いまして、客席で私だけが笑ってしまったんですよ(幸い音楽がかかっていたので、周囲のお客様にはバレなくてすんだ)。その時も、ふざけてなどいない、と本人は言ってましたが、どこかで、根津はわざとそういうことをやる奴、と思ってるんです、私は。いや、もちろん、客演先の演出家さんがOKを出しているのだろうから、本当に根津は真剣に演技をしているだけで、私が勝手に面白がってる可能性のほうが高いです。でも、根津、怪しいんだよなあ。
まあ、ブリッジの話は、誰に喋っても、おかしいのは根津ではなくお前、と言われるんですけどね。今日の織田裕二も、おそらくそういうことでしょう。というわけで、根津は真面目に演劇をやっておりました。
そんなことより。自分の話で申し訳ないですけど。劇団員の客演を見ても、ザワザワしなくなりましたね。若い頃は「うちの役者はちゃんと役者として扱ってもらえてるのだろうか」とか「あいつちゃんとできるかな」とか、そういういろんな雑念が入っちゃってたんですけど、もうフラットに見れたので、大人になったなあ、と思いました。根津に対してだけかもしれませんが。
再来月には、うちの最年少劇団員野村の客演があるんですよ。どうでしょうかね、さすがにそれは授業参観みたいな気分になっちゃうかもしれないですね。それはそれで、大人になったなあ、と思うのでしょうが。